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「染織」という言葉は、あまりなじみがありませんが、「染め」、「織り」は私達の生活に深く関わっています。
衣服をはじめ、寝具、インテリアなど、多くの布製品が身の回りに日常的に使われ、それらの多くにはいろいろな色や模様がつけられています。「染織」には広い意味で、刺繍やアップリケ、パッチワークなども含まれます。
本展では、「織り」で模様をあらわしたものと「染め」で模様をあらわしたものとの2つに大きく分けて展示いたしました。
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「染め」は、織りあがった布に色をつけることによって模様をあらわします。布を織りあげてから染めるので「後染め」ともいわれます。
「染め」の始まりは、花や葉、木や草の実、あるいは色土などを布に摺りつけて、その色をうつすことだったと思われます。 やがて色をつけるだけでなく、形をあらわそうとすることによって、「模様」が出現しました。
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| 手描き染め |
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布に色をつけるだけでなく、何らかの形をあらわそうとするとき、最も単純な方法は、ペンや筆のようなものを使って描くことでしょう。手描きによる染めは、おそらく最も古くから行われた手法と思われ、古代エジプトのコプト裂、南米ペルーのアンデス、日本では奈良時代の正倉院裂に見られます。
また、布に直接色をつけるのではなく、部分的に色が染まらないようにして模様をあらわすために、蝋や糊などの防染剤を筆などによって置いていく方法もあります。
手描きは色彩や模様に微妙な変化をつけることができ、自由な模様を表現することができます。
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| 花模様ペルシア大絨毯 (パイル織) |
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絨毯は、経糸にパイル糸と呼ばれる色糸をひとつひとつ結びつけて文様を織りだします。
絨毯の歴史は古く、紀元前3000年紀にさかのぼるといわれます。 ペルシア絨毯、トルコ絨毯として、よく知られていますが、コーカサス、中央アジアなども絨毯の生産は盛んです。
ペルシア絨毯に代表されるオリエントの絨毯は、ほとんどが気の遠くなるような時間をかけてつくる手結びの絨毯です。
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